体幹トレーニングとピラティスはどう違う?
「体幹を鍛えると良い」とよく耳にしますが、体幹とは単なる“腹筋”ではありません。胸・背中・骨盤まわりなど、胴体を支えるすべての筋肉を指します。体幹を鍛えることで姿勢が安定し、肩こりや腰痛などの不調予防にもつながります。
一方で、ピラティスは「体幹を整えること」に特化したメソッドです。筋肉を鍛えるだけでなく、呼吸や姿勢を意識しながら体を正しく動かすことを目的としています。つまり、体幹トレーニングの要素を持ちながら、より全身のバランスを整えるのがピラティスです。
体幹が弱いと起こる不調とは
体幹が弱いと、こんな不調や悩みが現れやすくなります。
- 猫背や反り腰などの姿勢の崩れ
- 肩こり・腰痛・膝痛などの慢性的な不調
- 疲れやすい、体が重いと感じる
- 運動や日常動作で怪我をしやすい
体幹が安定していると、立つ・歩く・座るといった基本動作がぐっと楽になり、見た目の印象まで若々しくなります。
ピラティスで体幹を鍛えるメリット
一般的な体幹トレーニング(プランクや腹筋など)は「筋肉を鍛えること」に重点を置きます。一方でピラティスは以下のようなメリットがあります。
- 呼吸と連動して動かす → インナーマッスルが自然に使える
- 姿勢改善につながる → 骨盤や背骨の位置を整える
- 無理のない動作 → 運動が苦手な人や体力に自信がない人でも続けやすい
- 全身のバランスを整える → ケガ予防や日常生活の動作改善につながる
特に「腰痛や肩こりを何とかしたい」「年齢とともに体力が落ちてきた」と感じている方には、ピラティスが効果的です。
自宅でできる簡単体幹エクササイズ(ピラティス風)
体幹を意識しやすい、シンプルな動きをご紹介します。
ドローイン(呼吸で体幹を意識)
仰向けに寝て、鼻から息を吸いながらお腹をふくらませる。口からゆっくり息を吐き、お腹を背骨に近づけるイメージで凹ませる。10回繰り返す。
ブリッジ(骨盤と体幹を安定)
仰向けに寝て、膝を立てる。息を吐きながら骨盤を持ち上げ、肩から膝まで一直線に。息を吸いながらゆっくり戻す。10回。
無理なくできる範囲で、呼吸を意識しながら取り組むのがポイントです。
まとめ
体幹トレーニングとピラティスは目的が似ていますが、アプローチの仕方に違いがあります。
体幹トレーニング → 筋肉を鍛えることが中心
ピラティス → 姿勢・呼吸・体の使い方を整える
「不調を改善したい」「運動が苦手だけど体を整えたい」という方には、ピラティスが特におすすめです。
アロハピラティスでは、初めての方でも安心して体験できるパーソナルレッスン(60分/3,000円)をご用意しています。気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
